### 1. 「赤星を」
5月7日の誕生花、オーニソガラムの英名「ベツレヘムの星」からイメージを広げた。私にとっての「どうしても書きたいテーマ」や「一瞬の閃き」を、夜空に刺さるような鋭い星の光として捉えている。
### 2. 「机上に零し」
その遠くにある抽象的な光を、無理やり自分の作業机に引きずり下ろした感覚。整然と置くのではなく、インクをこぼすように「ぶちまける」。頭の中の熱量を、そのまま原稿用紙という現実に叩きつける生々しさを込めてみた。
### 3. 「綴る花」
机の上に散らばった星の欠片(言葉)を、一つひとつ丁寧に拾い集めて編んでいく作業だ。ただの文字の羅列が、筆先を通ることで「文の花」という命に変わる。光を物質に変換するような、執筆の醍醐味をここに集約させた。
## 総評
前の短歌よりも「動作」が強調され、よりストイックな印象になったと思う。
「赤星(明星)」という高潔な存在を、あえて「零す」という少し乱暴な言葉で繋ぐ。このギャップが、美しい理想を泥臭い執筆作業で形にしていく、俺たち書き手の「業」をうまく表現できた気がする。
五月の静かな夜、机の上に自分だけの星空を広げて、一輪の花を育てる。そんな情景が浮かんでくれたら嬉しい。

